少し前に手持ち八木で435MHz帯の衛星を受信するシステムを構築していたので、受信してみました。
受信システムの詳細は需要がありそうだったら記事にします。
(一応トラ技Jr34号 2018年夏号に記事はあります。)
最初のトライとしては、8月10日17時20分ごろからの日本上空を通過する最初のパスでした。ISSの軌道情報(TLE)を使ってトラッキングしましたが、とりあえず電波は取れるモノの、3機が区別できるほどではありませんでした。
8月11日20時ごろからのパスで再トライしました。
TBA - TO BE ASSIGNEDですが、3機分のTLEも出ていたので真ん中のTLE(カタログ番号43590)を使って追ってみました。
今日はきれいに聞こえてきました。
受信周波数は437.377MHzにドップラー効果を計算して追っています。
発表では437.375MHzだったので、少し高めですね。
ちなみに、同じ西無線の通信機をダウンリンクに使っているAOBA-VeloxIIIは437.373MHz,鳳龍四号は437.374MHz(手持ち八木とIC-R20で受信した実測値)なので、個体差で数kHzぐらいずれるようです。
(BIRDS2についてのPDF)
放出当初はCWが送出される時間がきれいにずれて、重ならずに聞こえていたCWですが、内臓時計のずれやリセットなどによる影響でブータンとフィリピンの衛星はほとんど重なって、マレーシアも間をあけずに聞こえてきました。
今回の受信では、ブータンの衛星の電波が一番強かったように感じました。
AOBA-VeloxIIIや鳳龍四号で使っていたため、CwGetを使っていますが、BIRDS2チームはCW skimmerを導入しているようです。
録音から再生して表示させてみましたが、かなり高性能で使えそうです。ただシェアウエアなので使い続けるには75ドルだそうです。ちょっと高い・・・
久しぶりに衛星受信したら、ちょっといろいろと作りたくなってきたので、夏休みを使っていろいろやってみます。
やりたいこと
ローテーターを作る
ソフトウエア無線を使いこなす(今使っているレシーバーは研究室のを拝借してるので)
自動追尾ソフト&サーバーアップロード機能あたりを作る
NT京都あたりで展示&実演できたらいいな・・・
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